分割が一般には向かないなと思う理由
各種手続きは
行政(マイナンバ、免許証、印鑑登録、戸籍や住民票類の取得)
社会保障(年金や介護保険、後期高齢者医療)、
税(固定資産税、住民税、準確定申告、相続税)、
金融(生命保険、各種口座、株式など、未払い精算)、
契約(公共料金支払いの名義口座変更、その他各種契約)
登記(不動産/自動車)、
などがある。
ここには含まなかったが、相続に伴う遺産分割協議までの道のりも長く、当然分割協議が完了しないとできない手続きもある。
一方、手続きには専門家へ委託できるものもある。法的知識が必要なものは弁護士、司法書士、税理士などに委託した方がラクかもしれない。
遺族が行う手続きはそう何度も経験するものではないが、自分は半年間で二度やることになった。勝手がわかると無駄なく進めることができるものが多い。
とにかく急ぐのは年金を止める年金支給停止。厚生年金10日以内、国民年金14日以内に保険年金事務所で手続きする。
できればこの時残され母の遺族年金の手続きをすると効率が良い。
ただし、遺族年金手続きに必要な住民票の除票は市役所で死亡届提出後5~7日程度かかるので注意が必要だ。事前に市役所に確認したい。さらに市役所で取得する母親の戸籍謄本や非課税証明書も、子供が代行するなら母親の委任状も必要となる。
春に亡くなった実父の時の手続きリストを参考にして、今回は
①市役所にて
・除籍謄本の完成日の確認、
・義母に書いてもらう戸籍謄本/住民票(除票)/非課税証明書用の委任状取得★
②保険年金事務所にて
・義母に書いてもらうの委任状取得
・手続き日の予約
③市役所にて
・戸籍謄本/住民票(除票)/非課税証明/の取得 ★
・マイナンバ/印鑑登録証の返却
・後期高齢者医療証の返却、高額医療費請求、未払い過払い保険料清算、葬祭費請求
・介護保険の返却、未払い・過払い保険料清算、高額介護費用還付請求
・住民税/固定資産税の未納分の確認と支払い方法の決定
・水道局で名義・支払い口座の変更
④電話にて
・電気/ガスの名義と口座変更の申請→後日到着の書類を送付
・NHKの解約手続き(口頭で解約)
ここまでを一日で行った。
自分の手伝いはここまで。
来週、カミさんと義姉が
⑤保険年金事務所にて
・年金受給者死亡届
・未支給年金請求
・遺族(厚生)年金請求
を行えば取りあえずひと段落だ。
が
–補足———
⑤のは、戸籍謄本(記載事項証明書)/世帯全員の住民票の写し/死亡者の住民票の除票/所得証明書/死亡診断書/受取先金融機関の通帳/印鑑などである。
市役所や保険年金事務所へ行くときは、両親それぞれの通帳や年金手帳、喪主の通帳、会葬礼状、葬儀場領収書、印鑑などを持参した方が良い。
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分割 人へ。社会へ。地球へ。
結婚教育の棚橋美枝子です。