そろそろ分割にも答えておくか
分割に必要なのは新しい名称だ
既にSteamで配信されていた「乖離性ミリオンアーサーVR」がPSVRにもやってきたね。ソフトを起動して初めて知ったんだけど、開発はスクエニなの…? だとしたら、今度発売する「FFの釣りのやつ」の完成度を測る上でもけっこう重要な一本になるはず。
んで、とりあえずこれから感想を書いていくんだけど、このソフトには追加コンテンツがあったから、それも一応買っておいた。なんかコスチュームが替えられるみたいだね。
あと、以前VRコンテンツ開発者向けのイベントで、このソフトの開発者が色々と語っていたんだけど、戦闘でのカードの配置や操作の決定にかなりの苦労をしたらしいね。果たしてその苦労がどういう形で反映されているのか楽しみなところだね。
数少ない国内メーカーのソフトです!! 気合を入れて行きましょう!!
概要
購入先:国内ストア
ジャンル:カード戦闘式ノベルゲーム?
言語:日本語対応
コントローラー:デュアルショック&Move対応
視点:一人称視点&俯瞰視点
移動方式:移動なし
掴みはOK!! バッチリな世界観に感動
ゲームを起動するとお知らせにいきなり不具合の報告があって苦笑い。ショップでの買い物が反映されないっぽい? まぁ、いいんだけどさ(笑)
んで、いよいよゲームがスタート。VRゲームはとにかく掴みが肝心だからね、強力な映像で驚かせて欲しいところ。
うん!! これは中々いいぞ!!
背景は「」の質感に近いかな? 女の子のグラフィックもアニメ的な質感をしっかりCGに落とし込んでいて、映像全体に中々凄みがある。画質も問題を感じないね。
唯一残念なのは音声かな。サラウンド感が無い。耳元で声が聴こえる系だ。
因みに、この時はデュアルショックでプレイしたんだけど、もしかしたら始めのエクスカリバーを抜くシーンはMoveだと実際に手を動かして操作したのかな? デュアルショックだと○ボタンを押すだけだったね。
とにかく掴みはOKだよ。その後タイトルが表示されるんだけど、ここも明るくてとても素敵な世界観。建物の奥行き感に若干の物足りなさは感じるんだけど、それは贅沢だね。十分高クオリティー。
(VRゲームでこういう世界観ってほとんど無いのよね。もっと増えて欲しい)
(奥の背景は平べったい感じだね)
(後ろの建物もいい感じ。海外メーカーのソフトとは質感が全然違うのよね)
(うん…、まぁロードは長いよね)
最高!! 理想的なVRRPGの戦闘
タイトル画面を経てストーリーパートへ移るんだけど、ここは所謂紙芝居をスクリーンで観賞する形
なるね。これはこれでいいと思うんだけど、もう少しスクリーンを大きく表示して欲しいかな。
とりあえず、適当に読み進めていくと紙芝居パートが終了してCGによるドラマパートがスタートするんだけど、映像的に凄くいいと思う。背景がゴテゴテ作り込まれているわけではないけど、フィールドの広がりはちゃんと感じられるし、何よりキャラクターのデザインが和ゲー的で超好み。実写みたいな人物のグラフィックもいいんだけど、俺はこういうキャラデザのゲームで育ってきたからね。
(この時はアリだと思っていた…、この時は…)
(うん!! ワクワク感が凄い!! こういう世界観のゲームがもっと増えて欲しい)
すると、フィールドの向こうから巨大モンスターが登場!!
デカい!! カッコイイ!!
そのまま、カードを使ったバトルが始まるんだけど、この絵面がハッキリ言って最高!! カードの絵柄が色鮮やかで綺麗だし、目の前に表示されている武器もいい!!
ここでデュアルショックからMoveに切り替え。これは絶対Moveでプレイした方がいいゲームだ。
うん、そんなこんなでルールの説明を受けながら手探りでバトルを進行していくんだけど、覚える事はそれなりに多いね(笑) ただ、要は属性に注意しながら強いカードを使っていけばいいわけでしょ? 楽勝、楽勝!!(この後何度も敗けます)
(これはRPGバトルの正統進化系だよ!! 最高!!)
(ド派手なエフェクト!! これをVRでやる意味が無いとは言わせない)
(回復や補助魔法のエフェクトもいい感じ)
うん、味方の行動時に落ちているアイテムを回収したりすれば待ち時間の退屈も減るし、自分が攻撃をする際に実際に武器を振るのもいいね。
開発者が語っていた通り、操作やUIには様々な工夫が凝らされていると感じる。とても遊びやすいし楽しい戦闘になっているよ。自分はアクションゲームがあまり好きじゃないから、こういうターン制バトルみたいなのはテンションが上がる。
戦闘が終わった後新たなカードを入手するんだけど、この時の演出も面白い。ただ、カードそのものの完成度は「」の方が上かな。あっちはカード自体が立体視になって動くし、耳を近づけるとカードの内容に応じた音まで聴こえる。まぁ、そこまで求めるのは酷だけどね。
(カード毎に細かい設定や能力が用意されているのはいいね)
(うん、まぁロードは長いよね。そして多いよね…)
その他の遊び要素
ここまでの内容は超満足と言えるね。素晴らしい。
ここで一旦拠点に戻って、色んなメニューを見て回る事に。
真っ先に確認したのは、アバターだね。ここで購入した追加コンテンツの水着に着替える事が出来るはず。
んで、早速やってみたんだけどさ…
なんでこんなに萌えないんだろう?(笑)
仕切りに隠れてゴソゴソと着替えるのはいいと思うんだけど、出てきた後のガッカリ感が半端ない。その後、制服とかにも着替えさせたんだけど、デフォルトの衣装が一番エロくて可愛いと思う。追加コンテンツは買う必要が無かった。
あ、男は確認してない。時間の無駄だから。
その後、再度拠点へ移動。白い女の子と戯れてくる事に。
うん、ここで出来る事は簡単なコミュニケーションだね。会話をしたり頭を撫でたり出来るんだけど、女の子のサイズ感はかなりいい出来じゃない? 目の前に近付いてきた時、実際に小さい子がいる感じがする。
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特に頭を撫でている時はクロスモーダル発生ポイントじゃないかな? ゲーム内での手の動きもあってか、かなりいいVR体験だと思う。
(VR体験としてかなりいい感じだと思う)
(カードの確認画面。相当の種類のカードが用意されているみたいだね)
(ロードは…)
絶対的な問題点
メニュー周りを一通り確認した後、再びストーリーに戻る事に。ゲームとしてはストーリーを進める他に、カードバトルだけをプレイするモードもあるね。このモードが何故必要かはこの後明らかになりますです。
うん、ストーリーモードを確認するとなんと10章まであるっぽい? しかも1章辺り10の節から成っているから、かなりのボリュームだよね? こりゃ相当長く遊べそうだ!!
(全10章で各章に10ぐらいのシナリオが用意されている)
という事で、さっきのチュートリアルバトルの続きからゲームを始めるんだけど…
ほとんどのシナリオが
紙芝居による会話シーンのみ。
バトルは疎か、CGシーンすらほとんど無い。
(2章は最後にCGによるムービーが。それ以外は全部紙芝居)
(3章はラストに一回バトルがあるだけ。あとは全部紙芝居)
(5章では9分割された紙芝居による会話シーンをただ見続けるだけ)
(ずっとこれを見続けるだけのゲーム)
結局、8章の終わりまでプレイしたけれど、実際の戦闘は10回あるかないかぐらい。しかも同じ敵との連戦もカウントしてその数。上で書いたバトル専用モードが用意されているのはその為だったのね。
CGによるムービーシーンも各章毎に0~2個ぐらい。
ぶっちゃけ、紙芝居の会話も内容的に全然面白くないし、2章からは全部スキップしています。この歳になると、アニメ声で造語たっぷりのラノベ的なお話を聞かされるのは辛い。「Tear -終わりとはじまりの雫-」もこんなノリだったら嫌だな~
(バトルモードを確認する限りでは、敵は6種類しか存在しない)
(たまに挿入されるCGによるムービーシーン。クオリティーは低くない)
そして何より問題なのは、全てのシーンを行き来する度に挟まれる長いロード。
あのね、体感的にはゲームの半分の時間はこのロード画面を眺めているように感じる。それぐらいにロード地獄。
(ずっとこの画面を見ているだけのゲーム)
現時点での感想まとめ
戦闘システムやその映像は凄くいい。全キャラのデッキに適切なカードをセットして臨んでも、引きの悪さで即死する時もあるし、補助系カードの効果が絶大なのもいい。敵の種類が少ない事を除けは戦闘部分は完璧と言ってもいいぐらいに完成度が高い。
ただ、ゲーム全体を通して見ると、その戦闘はごく一部でしかないのが残念過ぎる。ゲームの9割はスクリーンに映る紙芝居の会話シーンとロード画面。
ん~、こういう形でかさ増しをするぐらいなら、潔く戦闘やCGイベントに的を絞って欲しかったかな~。ただただ残念としか言いようがない。
開発者は戦闘時の没入感を削がないために色々と工夫したと語っていたけど、ロードで没入感が削がれるのはいいんだろうか? なんか「」に近い失敗をしている気がする。
そうね~、全10章の内の8章の段階でこれだからね。残り2章でどこまで巻き返しを図れるかだね。
これ、もし本当にスクエニが開発しているなら「FFの釣りのやつ」も心配だな~。一回魚を釣る度にロードが挟まれたりしないよね?
まぁ、とりあえずもう少し様子見。最後までプレイしたらまた報告するよ。